蚊帳の中の独り言。

青年海外協力隊 2017年度2次隊 トンガ 看護師

野菜が消えた…?!?

 

ついに、この時がやってきているみたいです。
いや、もうかれこれ、一ヶ月以上だけども。

今、わたしが住む島には、野菜が玉ねぎしか売ってない……

なくなる時が来ると聞いてはいたけども、ついにか…という感じで。

毎日のようにマーケットの前は通るけども、売っているのは芋ばかり。
クマラと呼ばれる、さつまいもが大量に売られています。量が多いんだよな、1人じゃ食べきれない…

 

昨日、首都に上がってた、隊員の子がにんじん、ナス、チンゲンサイなとを買ってきてくれました。

ありがたいありがたい。

よく考えると、サイクロンが終わってから、玉ねぎ以外の野菜は、この島ではにんじんしか出会えていない…笑

ありがたいことに、調整員さんが島に来た時に、買って来てくれたり、
自分でも3月の2週目に首都に上がったから、野菜があった気がしたけど、実際はなかったんだな…

首都はチャイニーズレストランもあるし、チャイニーズがマーケットで売ってくれてるからありがたい〜〜
農薬が4倍?7倍?とかって聞くけど、2年間野菜を食べないことと天秤にかければ、食べた方がいい気がする(笑)

葉物野菜が元々少なくて、ペレと呼ばれるモロヘイヤに近い野菜が森の中の畑に行けば、山ほど生えてるけど、
逆に、みんな畑を持ってて手に入るから、マーケットで売ってくれない。
売ってたら買うのに。ネバネバもの食べたいのに。


年がら年中、野菜が当たり前のように手に入る日本ってすごいなーって思う。

トンガ人は野菜を食べない。
時々、意識して食べる人がいるけど、ほんとにわずか。

なぜ食べないかというと、
トンガ人は野菜が嫌いというより、食べる習慣が元々ない。
野菜が高いという。日本人的には、別に日本でもこれくらいだしなーちょっと高いかな。くらい。
それでもなんで高いというのか考えてみたけど、
よく考えると、元々の食べる量が多いし、それに加えて、手の込んだ料理をしない。
日本料理みたいに、何種類もの野菜を混ぜて〜〜みたいな料理の仕方をしないし、知らないから、
野菜一つでどーんみたいな食べ方しかできない。そう考えると、あの量で、あの値段は高いかもしれない。
そのうえ、慣れ親しんでいない、野菜を買いたいかといえば、たしかに買うかな〜ってなる。

日本人でも小さい頃、野菜嫌いは多い。わたしも好きじゃなかったし、食べられる野菜も限られていた。それでも給食で出てきたり、健康にいいからとか歳をとるにつれて食べられるものが増えてきた気がする。

元々、食べる習慣がないトンガ人が、野菜を積極的にとるかといえば、
味がものすごい美味しいわけでもない、とくに大人になってからは難しいだろうなと思う。味覚出来上がっちゃってるから。


そんなわけで、協力隊も野菜栽培隊員がいたり、家政・生活改善隊員がいたりもするわけですね。

難しいだようなー"食"って。笑


というわけで、あと1ヶ月近く首都には上がらないので、野菜不足に悩まされて過ごしそうです。笑

 

 


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