蚊帳の中の独り言。

青年海外協力隊 2017年度2次隊 トンガ 看護師

第2回NCDs研修を振り返る、

 

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第2回NCD研修の参加者の皆様、

参加はできなかったものの、協力していただいた多くの皆様、

まず、すべての皆様に感謝の気持ちを。

 

 

 

 

とりあえず、

終わってよかったー

 

これに尽きてしまうんですよね、すみません(笑)

まじめなことは、JICAブログの方に書きますので(笑)

ここでは裏話とか反省とか。いろいろあったなーという思い出話を。

 

 

この話が始まったのは、前回終わって2週間くらいしてからだったかな。

今回の企画者であったYちゃんとは、任地が一緒で、週末はよくうちでお茶会をしていて、そのときもいつもと変わらない週末だった気がする。

たわいもない話をしていたときに「第2回をトンガでやりたい」と言われたときは、

私は猛反対(笑)

だって、絶対に大変だもん!

と目に見えていたわけで。

ただでさえ、タイ出張での傷も癒えていない中での話。

 

自国開催なんて、絶対に大変。いや、大変。

 

でも

「カウンターパートを痩せさせたくないですか?」

の魔法の一言で、私は

「やる!!!!!」

とこの話に乗ってしまったのであります。単純。(ていうか、そこが理由だったのかよ、とかいうツッコミはお受けしませんw

 

 

 

そこから企画書を練りだして、いろいろぶち当たった壁。

これは目的と成果じゃないとか、モチベーション維持の理由だけではだめとか、

メーリングリストもなかなかうまくいかなかったりとか、研修自体がなくなりそうになったりとか、調整員さんとやや言い合いになったりとか。

まあ振り返れば、きりがないんですけども。

 

当日はいろいろ準備したつもりでも、本当に準備が足りなくてアタフタ。とくに英語。

自分の英語能力の低さは知っていたものの、前に出ると全然喋れない。3日目なんて本当に準備不足過ぎて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

 

研修が終わり、主催者ってこんなに学んだ実感がないものなのか。というのが実際の感想。

報告書を書かなかきゃなのに、ブログなんぞ書いてる。やる順番違くないか?というツッコミはお受けしません←2回目

おそらく、睡眠不足も大きな原因の一つだし、なにより周りのことばかり考えすぎて、全然自分のことまで手が回らな過ぎた。

だからこそ、この研修で研修に参加してくれた隊員やCPは学べたのだろうかと不安の気持ちがとても大きい。

研修期間中ずっと、

「在外研修を行う意義とは。」

という点についてすごい考えさせられた。

トンガで行った意味はあったのだろうか。

カウンターパートにもっと活躍の場を与えた方がよかったのでは。自分のことで精いっぱいで、カウンターパートもあんな調子で、周りが見えなくなってしまうから、あまりこのことを伝えてこなかった。

いや、実際トンガで行う意味ってそこにあったのでは。と思えて来た。今更だけど。

 

それでも、カウンターパートも3キロ弱だけど痩せることはできたし、とりあえずほっといたら簡単に太る人たちだから、

この研修を理由に痩せよう!ってできたのはよかったな。

せっかくみんなで作った動画もあるし(まさかこんなに早く動画を編集して貰えると思わず、本当に仕事が早くて感謝です。活動終わる前に手元に残せてよかったーあと数日の活動で積極的に使用したい)

毎日これをやったらどれだけやせるかチャレンジみたいなのもやりたかったな。

ミクロネシアの報告を聞いてて、100日チャレンジ(だったかな?)ちゃんと始めてて、

わたしはCPだけに絞っちゃったけど、もっと周りを巻き込めば、結果も変わってきたかなーとか思ってみたり。

 

「説得力のある指導者」

ってわたしにとっても永遠の課題だし、トンガはまだ太ってることに関して寛大だけど、

日本ってそうじゃないし、太ってる=自己管理能力が低いとも思われやすいし、

わたしも地道にダイエット続けます。(そこ)

 

ここまでだけみると、ダイエット隊員みたいになってる(笑)

 

 

あとは、引っかかってることとして、どうしても《モチベーション維持》って言葉が前面に出てきてしまうこと。

実際、わたしも今回の研修で進捗発表があるっておかげで、進んだ活動もある。

でも、すごい額のお金を使わないと、モチベーション維持ができないのか

ってそれはまた違うわけで。

もっと違う方法で、モチベーション維持できないものなのか。

と考える今日この頃。

 

 

でも、研修終わったすぐだけど、カウンターパートが変わった!とか、もっと頑張ろうと思った!とか、新しい活動が始められた!

とかいう成果があった人たちの報告も聞けて、本当に嬉しい限りです。研修やってほんとによかったと思う!

 

でも大切なのはこれから。

何事も《続ける》ことが大切なんです。

三日坊主で終わらせない、習慣化できるようになる。

もちろん、この大洋州の人々に押し付けるのではなく、現状を変えたいのならば、

“まずは自分が変わらなければ何も変わらない”

んだと思うんだな。

 

 

 

このブログを読むかはわかりませんが、

運営の中心にいてくれたYちゃんには心からの感謝を。

やはりバリバリのキャリアウーマンだなーと思って仕方がなかったです。

どうしても医療者って受け身が多いと思うんですよ。医師の指示で動くのが基本だし、まして協力隊にきてる年代って、まだ若い部類で自分で病棟やら科を動かすみたいなのも少ないし。まずメールで仕事上のやり取りしないから、わたしは大量のメールを捌くのに追いつくので精一杯だった(笑)

Yちゃんなしでは、この研修は絶対に行わなかったし、行うことはできませんでした。きっとフィジーの第一回だけで終わってたんじゃないのかな。

企画運営みたいな、いろんなコネクションを作って積極的に動くことができるような人材が今のNCD対策には必要で、もちろん医療者は必要な分野だけど、もっと広い視野を持てる人を使うことによって、変わっていくこともあるのでは。と気付くことができました。

いろいろとイライラさせちゃった部分も多かっただろうけど、たくさんいろんなことを学ばせてもらった半年間でした。ありがとう。

 

もういい加減、逃げてきた報告書に手をつけなければならないので、

このへんでやめておきます(笑)

なんだか内容があるようなないようなブログですみません。

そして、自分で撮った写真がほとんどないので、

だれかから頂いた写真を最後につけます。笑

 

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本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした、

きっとこの研修のことは忘れない、忘れられない、2年間の中での大きな経験でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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死は悲しむべきものじゃない、

 

 

 

“死は悲しむべきものじゃない"

 

湊かなえさんのトンガを舞台にした作品[絶唱]の帯(ハードカバー)に書かれている一言である。

 

 

トンガに来て、死生観の違いはずっと感じていた。

今年の冬はとてもいろんな人が亡くなった気がする。

そこらじゅうで、いろんな人が「putu(葬式)」だの「mate(死)」だのを聞きまくっていた。

日本じゃ軽々しく言えないことだけど、当たり前に日常茶飯事聞くのである。

 

訪問診療(3ヶ月に一回行っている)で回った患者さんも、訪問診療行った後、1ヶ月もせず3人も亡くなった。

約2年も行なっていると流石に、患者さんも覚えてはくるが、今回の訪問診療は、カウンターパートもいない時も多く、自分で考えながら回っていたのもあり患者さんとちゃんと向き合ったので思入れもあって。

今回の訪問後に、同じクリニックで働く保健師さんたちから、誰々がいつ亡くなったよと聞かされると驚いてばかりだった。

 

いや、それ以上に今日は驚いたことがあった。

同僚の保健師の、義理のお母さんが亡くなったのだ。

同じ村に住んでいる私は時々、日曜日の教会へ行き、そのままランチをご馳走になっていた。

そのおばあちゃんは、クリニックの患者さんでもあった。

会った回数なんて、両手で収まるくらいかもしれない。それでも、思い入れがあるのは、こんなに悲しいのは、外国人である自分に対しても同じ目線でいつも話してくれてたからであろう。

ふわっと突然行くわたしに「あら、ずっとどこへ行ってたの」「全然来なかったわね、最近」

といった感じでいつも優しく向かい入れてくれた。

少しだけ世間話をし、話すことがなくなったら、ぼーっといっしょに過ごす。

言葉はなくても同じ空間にいるだけで、何か通じ合えることはあるんだと思う。

 

ワークショップのあと、病院で亡くなったことを聞かされた。

明日から2日間だけだけど、首都に上がらなきゃならない、もしその間にお葬式とかあって、ちゃんとお別れができないのは嫌だと思って、1人で病院に向かった。

いろんな人が挨拶をしに来てた。

同僚が私を見て「会いにきたの?」と優しく言ってくれて、頷いた。

 

会って頬にキスをして、冷たさを感じると涙が止まらなかった。

「一緒にルー食べたもんね」って私が日曜日に行ってたことを知ってる家族は言ってくれた。

 

 

日本にいたらこんなに泣いただろうか。

と自分でも思う。

同じ回数あっていた人で、同じように話した人であっても、

きっと人への向き合い方が違う気がする。

 

日本にいるときは、言葉が通じる分、いろんなことに対して軽くなりがちである。

トンガにいると人と話すのも、毎回思いを込めて丁寧に接していると思う。

考えて、考えて、ちゃんと伝わるように話す。

だからこそ、その人、1人に対して思い入れが強くなるということに気づいた。

 

 

 

 

"死は悲しむべきものじゃない"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうか、安らかに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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自炊生活に欠かせないのもの

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エウアはファラカイと呼ばれる食事処が2.3軒しかなく(それもやったりやってなかったりするのが激しい)

その上、ケンタッキー(骨つきの鶏肉)やフィッシュ&チップスとか脂っこいものばかりなので

99パーセント自炊生活になってます。

 

元々、料理することは好きな方だったわたしですが、

この2年間(まだ経ってないけど)でかなり料理の腕は上がったのではないかと自負してます。笑

 

だって

パンまで作れるようになったんだよ…!!!(上記写真のココアパン、力作💪)

納豆も作ったよ…!!!

チーズケーキなんて、山ほど作ったよ…!!!

 

それよりも何よりも手際よく料理できるようになりました。

なんてったって日本で食べてるものはなかなか手に入りません。

 

肉は部位ごと分かれて売ってません。日本って超親切なんだなって思いました。鳥胸肉食べたいし、薄い肉、食べたい。

野菜も全然種類がありません。そして不安定。キノコもないよ。大好きなのに。

4月は野菜がエウアのマーケットから消えました。玉ねぎとにんにくしかなくなります(これらは野菜なのだろうか。)

豆腐も時々手に入る程度だし、納豆も大豆から作ったくらい。

最終的に、もう生活に慣れすぎて、なにが手に入らないものなのか忘れたレベル。

 

そんな毎日だし、娯楽もないし、楽しみといえば

あるものの中で、いかにおいしい料理を作れるか。

 

になってきました。

 

検索して出てくるレシピは

これは流石にないよ〜とかいうものも多い。

 

そんな中でわたしの救世主がおふたりいらっしゃいました。

このお二人に出会ってから、わたしの料理の質がぐーーーーんっと上がり、

そして料理が楽しくなりました。

 

 

めっちゃいろんなところで、宣伝してる。

 

本当に美味しいし簡単だし家にある食材でできるものばかりだから、

だってこの国にいてもできる料理ばかりなんだよ、すごくない??

 

 

さ、そんな救世主とは…

 

山本ゆり さん

リュウジ さん

 

 

です…!!!!

 

お二人ともツイッターのリツイートで回ってきたのを拝見し、

レシピを見た瞬間、

これなら家にもあるし、トンガにもあるー!

となって、喜んだ記憶が今でも鮮明にあります。

 

山本ゆりさん

 

このかたはブログも面白い。料理も「くらい」「なければオッケー」

なものも多い。ゆりさんのコンセプトとして、家にいつでもある食材や調味料で作るっていうのがテーマなようで。

崇拝し過ぎて、一時帰国のときレシピ本買ってこっちに持ってきたくらい。そして、めっちゃ役立ってる。帰ったら全シリーズ揃える気満々(笑)

やっぱ女性っぽい、丁寧なところは丁寧に作ってるレシピ。

 

 

リュウジさん

 

パズレシピでお馴染みの方。ユーチューバーも最近やってる。料理のおにいさん。

がっつりしたものもあるけど、低糖質レシピもあってそれが彼が、太らない要因らしい。めっちゃ呑んべい。YouTube見てると、この人と一緒に飲みに行きたいってなる。美味しそうに飲むんだもん。

料理は簡単だし美味しいし、いつも外れなし。

あと低糖質レシピ本を日本に帰ったらぜひ買いたい。でも低糖質レシピって、日本だからできるんだなって実感。やろうと思えばできるだろうけど、炭水化物を抜くと食材の選択肢がただでさえ少ないから、難しい。だから、トンガって太るんだろうなって思った。

 

 

ぜひこれから、協力隊に行く方はこのお二人のレシピはすごく助かると思います。

1冊持っていってもいいくらい。まあツイッターもブログもYouTubeもあるからいいかな。

 

協力隊の期間中は、

料理頑張りたいな、とか

日本食作って食べたいな、とか

思うことがあると思います。

 

というわけで、自炊するなら、日本からこれを持ってけ!食材リスト〜!!!(トンガ編)

 

必須食材(トンガでは手に入らないよ〜)

・だしの素

・コンソメ

・料理酒

・ウスターソース

 

 

あったら便利かも

・塩昆布

・白だし

・味の素

・しょうがチューブ

 

 

トンガにあるもの(不定期ではあるが)

・みりん

・味噌

・ごま油

・キューピーマヨネーズ

・日本製醤油

 

・中華だし

 

トンガにあるものの上記4つはとても高いです。

日本の5倍はする。

持っていけたら最高だけど、重さにも制限があるので、無理しないのが一番。

中華だしは中国人経営の商店で手に入ります。どこのお店にもあるわけではないけど、売ってはいます。探しましょう←

しょうがは時期にもよりますが手に入ります。時期によるから、チューブタイプが一本あると便利かも。

 

コンソメっぽいものも見つけて(おそらくブイヨン?)

何か足りないけど、それでも代用はききます!

 

 

 

 

5月に書いてた記事だったのに、気乗りせずお蔵入りしそうだったところを思い出し、

更新します。笑

 

エウア生活もあと2ヶ月ちょい。

8月は半分くらい首都に行くので、実質1ヶ月半くらいかな。

自炊がどんどん楽しくなるこの頃。

日本に帰っても続けたいな〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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トンガ料理で好きなものは

 

トンガ料理って。というか、大洋州って美味しいご飯ないってよく言われてます。

ま、わたしもそれは反論しませんが(笑)

だってほんとにこれうまっっっみたいなものにはなかなか出会ってない。笑

 

有名な伝統的な料理はルーと言われるココナッツミルクと鶏肉、牛肉、羊肉、魚を、タロイモ(日本でいう里芋に近い食感、あんなに粘り気ないけど)の葉っぱに包み、長時間蒸したものがあります。

 

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羊肉のルー。見た目悪くてごめんなさい。

 

ルーの葉っぱも食べられるのですが、ちょっとクセがあり、食べた後に、喉がイガイガするからちょっときつかったりする。

 

でもわりと伝統的料理はわりと美味しいと思う。もう、味覚狂ってるからもあるだろうけど←

でも新しく入ってきたようなもの、伝統的な料理でないものがほんとに美味しくないんですよね(笑)

とりあえず、めっちゃ味がしょっぱいか、クソみたいに甘いか、なんでこんなに味しないの!?の主にこの3種類(笑)

 

シェアの文化が強く、食べ物はよくもらうんですが、

もらったからには食べなきゃと思うけど、一口食べたら、この上記の感想が出てくることが多数。笑

 

さて、そんな中でも出会った好きなものがあります。

1つは伝統料理でもある、

オタイカ

 

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簡単に言うと、お刺身のココナッツミルク和え。(写真の下のやつね、上は芋。クマラっていうサツマイモとほぼ変わらんやつ)

これは美味しい。これをもらったり、どこかで出てくると、必ず食べる。絶対おかわりする。最近食べてないな…食べたくなってきた。笑

 

 

2つめは、サパスイ

 

簡単にいうと、春雨の醤油煮。先輩から語源は韓国のチャプスイのことでしょ?と教えてもらった品。

同僚に言ったらサパスイ好きって言ったら、今日作るから家来る?と誘われて行った、ちょろいやつ。笑

好きすぎて、家でも作る。笑 

最初、家で作り始めたときに、うーん何か足りないとなりました。

もしかしてと思い、醤油を日本のものでなく、中国のやっすい醤油に変えました。

 

変えたところ、

これだ!!となりました!

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見栄えは悪いけどわたしが作ったサパスイ。

 

日本帰っても作りたいくらい好きだけど、日本ではあの中国のやっすい醤油には出会えないだろうから、きっとこの味はトンガだけでしか作れないだろうな…

 

 

というわけで、今回はトンガ料理で好きなものを紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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fakamēの話。

 

またしてもお久しぶりです。2ヶ月ぶりですね。

今月はJICAの世界日記がお休みになるので(事務所的事情)こちらの更新を週一目標で頑張って行きたいと思います。(といいつつ、もう5月が半分過ぎた、あれ、こんなはずじゃ)

 

 

5/5、日本のこどもの日に、トンガもこどもの日と呼ばれる教会行事に参加させてもらいました。

 

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話は遡ること、3月中旬の日曜日、

いつもお世話になっているトンガ人ファミリーの家に、日曜日の教会後、昼ごはんをごちそうになりに行きました。

わたしはだいたい日曜日は、Uesiliana かsiasi Tonga tauataina のどちらかの教会に行っています。

前者の教会は近所でよくお世話になっているお家で、後者の教会は、クリニックで働く同じ村の保健師さんが通ってる教会なので、だいたい交互に顔を出しています。

 

今回は前者の教会に行った後でした。

そのとき、わたしにとって、トンガのお母さん的存在の女性に、

「fakamēはどうするのか。」と聞かれました。

 

fakamēとは、トンガにとって、こどもの日です。

 

 

お、来たぞ、これは。

と内心構えましまた。

 

なぜかというと、去年のfakamēはすっかりうっかり忘れてしまい、ニュージーランドへ任国外旅行へ行ってしまって出られなかったのです。

わりとそれについては、トンガのお母さんに怒られました。笑

 

もうアラサーのいい大人がこどもの日なんて…と思いますが、

トンガ人にとって、わたしたちは子どものような存在なのですね。言語って大切。3歳児レベルの現地語しか話せないから、子どもたちも自分と変わらないじゃん、こいつ。って感じで扱ってくるからね、言語ってすごい。笑

さて話を戻すと、

fakamēはエウアにいるし、ここの教会に行くつもりだと話しました。

 

そうすると、

「それなら、lesoniを受けなさい。同じ日本人隊員もfakamē行事でlesoniをやるんだから、あなたも受けなさい」

といわれる。

わたしとしては、

「ははー仰せの通りに」

という感じで、lesoniを受けることになりました。笑

 

 

さて、lesoniとは。

 

日曜日の午前中の教会のあと、午後からサンデースクールがあります。

わたしはいつもは昼ごはんをいただき、日曜日の教会ごとは終わりますが

その後に高校生くらいまでの子どもたちはキリスト教について学ぶサンデースクールに通っています。

そこでやっていることをトンガ語で「lesoni」と呼ぶらしいです。

 

クラス分けもあり、小学校にまだ通っていないkindyから小学生以上は6クラスに分かれており、

わたしはその一番上のkalasi 6 という高校6〜7年生(トンガは高校が7年生まである)たち、20歳前後の子どもたちと一緒のクラスに参加させてもらいました。

 

突然知らない日本人がサンデースクールに登場したら、誰こいつ?となると思いますが、

いつもお世話になっているお家のおばあちゃんがそのlesoni の先生で、もう一人の先生もクリニックの患者さんなので、意外とすんなり入れました。

高校生たちは何だこの日本人と思ったと思いますが(笑)

 

2つの劇をやる予定で、

1つは 家族の話ともう一つはがっつりキリスト系の話。

 

わたしがもらった役所は、ナレーター2行と3行ずつといったところでした。

全部トンガ語で、見るのは禁止。暗記しなけらばなりませんでした。

 

配役をもらって少し練習してそこで終了。

トンガ語はだいぶわかるようになったし、話もするけど、ちゃんとした文法で話せてないので(笑)読むのですら、けっこう大変でした。

 

練習を重ねなきゃいけない中、

わたしはババウ、ハーパイ旅行へ旅立ちました✈️(詳細は世界日記をどうぞ!)

 

イースターはサンデースクールなしで、

次の週である4/28、久々のサンデースクール。

案の定覚えておらず、それどころか一つなんて自分がどこを読むかすら忘れていた。覚えようとしないって怖い……

 

午前中の教会が終わった時に、同じlesoniを受けている高校生を捕まえて、

わたしどこ読むんだっけ??

って聞き、慌てて覚え直す始末……

 

そんな数十分で覚えられるほどの記憶力はないので(笑)

案の定、先生方には覚えてくるのよ!本番は来週なんだから!と怒られる。すみません、日本人の分際でこんなんで…

他にも年齢も17〜21くらいの集まりだから、なかなか歌を歌ったり、劇をしたりするのを嫌がる年頃。とくに男子は。

なかなか先生方の思ったようにいかないために、

今日の夕方も平日の夕方も練習するわよ!!!と喝が入る。

 

夕方17時くらいから再度集まり、練習。。。

 

その練習がまずまずだったようで、平日の火曜日だけ、再度練習することに。

 

それまで私は活動先でも歩きながらでもとにかくひたすら呪文のように、自分の読むべきところを読み、

Lesoni fakamē をやるんだと活動先で話すと、

「Lau mai!」(読み上げなさい!)

と言われ、目の前で暗唱させられました(笑)

でもこれすごいありがたくて、ちょっと緊張もして、覚えていないところを把握できて。

 

 

さて、火曜日の18時頃、教会に行くもやる雰囲気全くなし。

これはやるのか??と思いつつ、待つ。

ちらほらと人が集まり始めるも、先生たちが来ない。

今日はお葬式があったせいで、集まりが悪いらしい。

もうやらなくていいんじゃない〜?って雰囲気が出始める。もう7時過ぎだし。

と思ったら、先生が1人登場。

やるのか、これは。

と思いつつ、暇だったので、女子高生とおしゃべり。

日本語の授業を取ってる子がいて、日本語スピーチコンテストの前だったので、

必死に覚えていたのを見て感動する。内容もまた感動する。 

日本語教えて。と日本語の授業を取っていない女子高生に言われるので、

日本の女子高生がよく使っているような、口語的日本語を教える←

思ってるよりもウケが良く、満足(日本語教師の方々には怒られるやつ)

 

結局、20時前に1回だけ、練習し終了。

 

 

さ、リハーサルは金曜日。

きちんとした正装で行かねばならないらしく、

16時半に来なさい!とトンガ人ファミリーのところでタオヴァラという腰巻ゴザを巻いてもらう予定だったのに、

こういうときに限って病院行事が重なり、抜け出せず、途中で無理やり抜けて、家まで30分かけて歩く始末。

慌てて向かうも、意外と余裕(笑)というお決まりのパターン(笑)

 

リハーサルはfaifekau という一番位の高い牧師さんの前で行いました。

こう言いなさいというアドバイスを子どもたちにしていきます。

 

とくにアドバイスはされなかったものの(たぶん)

20時半くらいに終わったのに、そのまま居残り練習…さすがに眠かった。

そこで「māmao(あくび)」というトンガ語を覚える。

高校生から手もつけた方がいいと言われ、手の振り方も覚える。

 

さて、本番。

午前中は白い衣装で、教会のお祈りのみ。

 

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でも突然呼ばれ、練習していた「Heveni 」

という曲を歌うことに。

そこで歌うなら教えてくれよ。と。笑 あるあるですね(笑)

 

午後はトンガ人のファミリーが作ってくれた子どもたちとお揃いのプレタハで参加。

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さて、lesoniの本番です。

 

緊張のあまり、ちゃんと言えたかも覚えていないけど、

とりあえず、止まらずに言えたのでよかったとしておきましょう!

 

さすがトンガ人だと思ったのは、高校生たち(笑)

 

家族の話のときに、母親がおばあさんなった姿が登場するのですが、

練習のときに一切小道具なんて使ってなかったのに、

おそらく、自分の祖母に借りたであろう、老眼鏡と杖、そしてストールまで、急に出てきてびっくり(笑)

隣の男子高校生も知らなかったようで、笑い堪えていて、それにわたしもつられて笑いそうになってしまった(笑)

練習では声が小さかったり、やる気なさそうにしてたりしたのに、

本番では声も大きいし、自信たっぷりで、さすが火事場の馬鹿力はすごいなーと感心。

 

とりあえず、終えたわたしは一安心でしたが、それ以上に周りからの反響が大きくてびっくりしました。

すごいよかったよ!lesoniをありがとう!衣装素敵ね!

みたいな声をたくさん受けて、いやいやこちらこそ参加させてもらっちゃって身なのに…と恐縮する思いすらありました。

次の日もクリニックに来た患者さんに、すごいよかった!といってもらい、活動先にも知れ渡ったりして。

 

トンガは本当に教会を中心にして生きているから、教会の行事に参加するとそれだけで喜ばれたり、顔が知れ渡ったり、話しかけてもらえたりして、女子高生も名前覚えてもらって道端で会えば、話しかけて来てくれたり、めんどくさいこともたくさんあるけど、その分いろんなものを得られたりもすると改めて感じました。

ただの外国人なのに教会行事も温かく受け入れてくれるエウアの人々に感謝しないと。

 

気づいたらエウアでの日々もあと4ヶ月。

あっという間に過ぎていきそうなので、一日一日を大切にしなければと改めて思いました。

そして案の定とても長くなりました。iPhoneで書くと、無駄話が増えるね、ダメだね。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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NCD symposiumに行ってきた

 

お久しぶりでございます。

年明けてから一発目が3月に入ってからになってしまいました。

 

やあ〜〜忙しかった。笑

というよりも赴任してから約1年間のヒマな日々に慣れ過ぎて、忙しくなると自分が全然ついていかなくなる。というか、自分の時間を欲してしまい、結果優先順位の低いこのブログなどが疎かにになってしまいました。反省。

 

新聞連載が終わったので、少し楽になるはず。

執筆活動(笑)の過多ですね、キャパオーバーでした。

 

さてさて、わたしの戯言は置いておいて。

 

2月19〜21日に大洋州のボランティアとそのカウンターパートが集まる、

NCD  symposium

というものに行って参りました。

 

大洋州で派遣されているNCDs(生活習慣病)対策に関わるボランティアとそのカウンターパートが30名超えでフィジーのスバに集まりました。

 

 

ほんとに刺激的でした。

 

みんなこんなことしてるんだーとかいろんな苦労をしてるんだろうなーとか知ることができて、

実はすごくすごく参加に渋っていたのですが(笑)参加したおかげで落ちかけていたモチベーションが戻ってきました。

わたしもわたしのカウンターパートもより活動に意欲的になった気がします。

 

しかしここはトンガです、勝負はここから。笑

継続することの大変さ、モチベーションを維持ことがどれほどの労力がかかるか。この1年半で嫌というほど学んだこと。

 

とりあえず、まず目標を立てました。

 

 

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とにもかくにも、トンガが超肥満大国であることを見せつけてしまった今回のシンポジウム。

 

なんせ、カウンターパート2名が規格外にデカイ。

もうこれ、いろんな人に話して、報告書にも書いて、世界日記にも書いたから書きたくなかったんだけど、

これがなによりも衝撃的だったので、つい書いてしまう、言ってしまう。

 

わかっていたけど、目を逸らしていたところを突かれた感じだったんだよね。

 

「まずは指導する側が説得力のある体型になること」

 

当たり前だけど、なかなか難しいところ。

とくにトンガ人ってたくさんやること、目立つことをやることがいいことみたいな風習があって、

その過程を大切にしてない。

 

だからシンポジウムの最中でもカウンターパートと言い合いになって、周りに心配される始末。(よくあれくらいの言い合いはするから、お互いは通常営業だった)

 

ダイエットなんて、あんな地味な作業向いてないんですよね。

がっつりご飯抜いて10キロ落として満足してリバウンド

みたいな性格なんです。難しい。

 

半年後とかに成果発表みたいな、機会が設けられたら

続けられるのかなあとか思ったり。。

 

あとは去年からずっと言ってるんだけど、進まない案件2つ。

 

数を多く挙げたがるトンガ人だけど、

それ全部やるキャパシティあるの??

やり遂げたものいくつある??

と聞きたいレベルなので、

とにかく絞りに絞りました。

 

 

シンポジウムの話に戻すと、

その他だと、任国外旅行で行けない国の隊員に会えたことはほんとに貴重な機会をもらえたなって思うところです。

国レベルで進んでいて、動いている国もあれば、うちみたいに口だけで全然変わっていない国もある現状を知れてほんとによかった。

 

あと残り7ヶ月。

目標達成に向けて、頑張りたいと思います。

(わたしももちろん頑張るよ!!!という意味で自己犠牲して立てた目標。7キロやせられてらほんとすごいね、頑張るけども!!!)

 

 

あ、あと、ほっっっっっんとに英語できねーなと終始思った研修だったので、

英語も頑張りたいです。第2ヶ国語がトンガ語になってきてるの、ほんとどうにかしたい。トンガ語好きだけど。

 

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振り返るとほんと、楽しかったなーーー

 

p.s.

フィジー研修がおわり、11月からの忙しさから堪えたのか久々にぶっ倒れました。

加えてタイミング悪く、サイクロンも来て体調戻ったのに首都滞在を余儀なくされて、久々の1週間以上の休暇でした(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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消えた話と見栄っ張りな話。

ご無沙汰してしまいました。

 

ブログ久しぶりに書こうと思った数日前。

800文字弱書いたところで、うっかりすっかり間違えて、消してしまいました。

やる気無くした〜〜でも重い腰を上げて書いてます。もうこれは備忘録に近いので、インスタのみの更新通知です、笑

 

さてはて、フィジーの長編ブログを書いてからすっかり書く気が失せてしまい(笑)

というよりも世界日記(JICA公式ブログ)書いたり、連載2つ書いたり、まあその他色々と書いていたらわたしの中の書きたい欲が満たされてしまい、ブログまで手が回らなかったのが本音です(笑)

 

フィジーから帰ってきて、ちょうど2ヶ月。まだ2ヶ月なのか、もう2ヶ月なのか。

ぶっちゃけよくわからないけど(笑)

とりあえず、振り返ります(前置きが安定に長い)

 

・トンガのお葬式

配属先のスタッフが亡くなり、初めて遺体の船の迎えからお葬式の最後まで見ました。

いろいろ気持ちがずーんっとなった日々でした。今でも時々思い出す。身近な人が亡くなったのは本当に久々で。いろいろと考え深い日々でした。

 

・ドクターの異動

エウアはドクターがだいたい1名しかいないのですが、病院の立て直しの関係で2名体制で半年ほど過ごしていました。

そのうちの一人の異動が急遽決まり、なんだかバタバタと。珍しく夜遅い送別会にも誘われて、朝の4時までいる始末…笑 ワインを久々に飲んで最後寝てたけど(笑)次の日二日酔いが辛かったのは思い出。

まだ若いけど、とてもいいドクターだったからさみしかったなあ、、、

きっと地元の島き戻れて嬉しかったに違いない。これからもステキなドクターでいてほしいです。

 

・timi mafu(10/10〜10/12:検診、10/15-18:ワークショップ)

2度あることは3度ある

この言葉がこれほどまでも現実になるとは。

今年の1月の終わりあたりに眼科チームが糖尿病の合併症である、網膜症のスクリーニングをするということで来るという話でしたが、キャンセル。

次に来ることになったのは、9月末でした。かなり前から準備もしていたのに、まさかのキャンセル。

2週間後に来ることになったけど、今度は飛行機がキャンセルになり、次の月曜日にやっと来ました。

エウアには眼科はなく、この検査もいつもトンガタプまでに上がってやってもらっていましたが、あまりアナウンスがうまくなかったようで、去年までは2.3人ほどしか行ってない状況でした。

でも今年は眼科チームが来たお陰で180人弱が検査を行えました。

たしかに生活習慣病患者の総数にしては少ないけれど、何回もあった延期や初めての試みとしとは、約60倍〜90倍になったことは、大きな成果とみていいのではと思っています。

来年も来てくれたらいいけど、どうですかね。トンガだから、わからないな。笑

 

・病院のリニューアルオープニングセレモニー(10/20)

これもtimi mafuの週にあったとは信じられない。笑 もう少し後だった気がした。わたしの記憶力……笑

前々日くらいに聞かされたけど、私は糖尿病専門のドクターの方の診察に付きっ切りで、カウンターパートは眼科のワークショップに行くというなんだかバタバタしてたときに話が回ってきたからかな。

朝8時半に赤い民族衣装で来てと言われて、病院に行ってみたらまだ準備途中。

夜な夜な準備していたらしい…わたしも少し手伝っていたら、夜な夜な準備した人たちの半分がとても着飾ってきて戻ってきて、

あ、やばい失敗したと気づく。

こういうときの、トンガ人の気合いの入れ方すごいんだった……

タオバラは必須だし、カフォア(首飾り)もあるんだからしてくればよかった…と。

主役ではないし、逆にもてなす側だけど、着飾ってなんぼのトンガ人。

と改めて学んだ瞬間……

ちゃんと真面目な詳しい話は、世界日記に書いているので、そちらをどうぞ。笑

 

・診療前にストレッチ始めたよ(10/31〜

元々、診療前に健康教育をする!という話だったのですが、

まあトンガ人は気分屋なので、しないときのほうが多かったんですよ、最近。

いろいろ理由はあるんだけどね。一時期は日が昇るのが遅くて、全然患者さん来なくて、ドクターのほうが早く来てしまい、結局できないとか。とか。

私もトンガ語が健康教育ができるほど話せず、率先して行うこともできなかったのだけども。

なんとかこの状況の打開策はないか…と考えてたところ、

あるメールを頂き、これだ!!!となったわけです。

それが診療前に運動をすること。

それならできる。簡単なトンガ語でいいし、自分でやって見せれば、みんなもできるはず。

簡単な座ったままストレッチでも慢性運動不足のトンガ人にとっては、息が上がるらしい。困る。どれほどの運動不足や。

まだ水曜日しかできてないんだけどね。木曜日はできてない。タイトルの見栄っ張りな話に続く。笑

 

・スクールプログラム終了!!!(11/9)

やっと、やっと終わりました!!!長かった。3ヶ月近くかかってしまった。小学校1回ずつしか回れてないし、いろいろ反省点はあるけど、はじめての試みができたことが本当によかった。

 

 

主な最近の出来事はこんな感じでした。

 

さてと、見栄っ張りな話です。笑

先ほどチラッと書いたけど、診療前にストレッチ始めたんです。

その時、カウンターパートは休暇中でいなくて、次の週戻ってきて、ドクターもまだ来ず、時間があるなーと思ったし、今日も健康教育やる雰囲気もなかったので、

「これやりたいんだ」と図を見せながら話したら、

「いいわね!やりなさい!」といわれ、やりました。

 

それで終わるかなーと思ったら、さすが見栄っ張りなトンガ人。

外国人のわたしだけを目立たせるわけはないわけで(笑)

そう!自分から健康教育を始めました。

よっし!いい方向に行った!と思いました。

 

次の日、カウンター自ら「全員、血圧や血糖値など測り終わった?」と聞いてきたので、

測り終わったよ。と伝えたら、

なんと!自分から、健康教育を始めました!!!!!!

ドクター来るまで永遠に話し続けること45分。笑

わたしのストレッチをさせる隙すら与えませんでした。

トンガ人の見栄っ張りって恐ろしい……笑

 

元々、患者さんがドクターを待つ時間を健康教育をやって欲しいところを始めた取り組みだったから、

いい方向に進んだとしましょう…!!!

 

半分愚痴のような、とてもテキトーな記事ですみません。

要するに備忘録です。はい。

 

 

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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