蚊帳の中の独り言。

青年海外協力隊 2017年度2次隊 トンガ 看護師

任地と活動と、

 

まだあまり任地のことや活動のことを書いていなかったので、書きたいと思います!

 

まず、任地のことから

 

◇トンガ王国エウア島

トンガ王国はニュージーランドから飛行機で約3時間、北東に位置する約170の島から成る王国です。

人口は約10万人。新国立競技場の収容人数が9万人だった気がするから、競技するところにも人を入れれば、トンガ人全員入るんじゃないかな。笑

わたしの任地は首都があるトンガタプ島から、南東へ約40キロ離れた島です。

飛行機で約15分、船で約3時間。他の島々よりは首都に近い島です。

トンガ王国は主にトンガタプ島、ババウ諸島、ハーパイ諸島、エウア島からできているのですが、その中で1番田舎なのがこの島です。

 

どれくらい田舎かというと、ファレカイと呼ばれるレストランが1つしかない(笑)

首都には日本のコンビニよりもあるのではないかというくらい山ほど存在しているファレコロア(商店)が、1/5くらいしか存在してない。笑

バスは1日1往復しか存在してない。それもスクールバス。一般の人も乗せてはくれるみたいだけど、、、

 

という田舎で暮らしています。

でもみんな温かくて、歩いているとわりと車に乗せてくれる。笑

暑いので今の時期はかなり助かる。

 

子供達はすごい素直で、歩いていると「bye!」と言ってきたり、「サヨナラ」と片言の日本語で言ってくれたりする。

名前だけひとり歩きしてることも多く(笑)向こうはわたしの名前を知っているが、こっちは知らないってことがほんとに多い(笑)いいのか悪いのか(笑)

あと、トンガタプにはない、山があります!道は坂道も多い。トレッキングもでき、とても大きい幻想的な熱帯雨林があったりして、また行ってみたいなー

 

という島で暮らしています。

 

 

◇活動について

活動先はエウア島にある唯一の病院であるニウエイキ病院の糖尿病・高血圧クリニックです。

同僚であり、カウンターパートであるのが、NCDナースという、専門的に生活習慣病について学んだ看護師。日本でいう、糖尿病療養指導士に近いのかな。

週に2回、糖尿病・高血圧クリニックがありバイタル測定とDr.の診察、健康教育を行なっている。

その他の日は、糖尿病や高血圧ではないかと心配して訪れた人たちのスクリーニングチェックや糖尿病患者の創部処置などが中心。

エウア島のNCDナースが1年に1回変わるので、わたしが赴任してから約2週間でカウンターパートであるNCDナースが変わりました。

NCDナースが変わるっていうのは、ほんとにその人柄や性格によって、仕事内容も変わるなっていうのが印象。

今のカウンターパートは、わりとなんでもアクティブに活動する人で、

赴任して早々に歯科衛生士さんと協力して、歯科チェックを始め、クリニックとは別の日にフットチェックも予約をとらせ、患者さんにきてもらってる。眼科チェックもわざわざタプから眼科チームも呼んで計画していたのに、タプの眼科チームがドタキャン(トンガらしい)…だから患者さんが首都に行くときに、首都の大きい病院に行ってもらうように紹介状書いたりしてる。

まだ始まっていないけれども、わりと空いている月、火、金あたりには、ライフスタイルクリニックという1対1やグループワークの健康教育やらスクールエデュケーションもやる予定。

 

さて、ずらずらと書き並べてはみたけど、当のわたしはというと、

助手的な役割をしています。笑

 

駒ヶ根の訓練所では、

マンパワーになるな

とあれほど言われたけど、まあぶっちゃけマンパワーだよね(笑)

 

でもマンパワーにならないと、難しいところがたくさんあって、

まずはマンパワーにならないと、どんな仕事をしていて、どれくらい仕事しているのか、それがわからないと、新しいことの提案なんてできないと思う。

 

もし自分が日本での仕事をしていて、よくわからない外国人がのこのこやってきて、

あれしろ、これしろ言ってきたら、

は?ただでさえ忙しいのに仕事を増やさないでよ、何もお前わかってないだろ??

って言いたくなるのは目に見えてるからね。

 

いや、日本と比べ物にならないくらい、仕事量は少ないし、これで忙しいと言いまくってるから、いやいやいや、、、と思ってしまうのは正直な本音。

でも、この国ではこの国のものさしがあって、それでいいんだと、最近思うようになった。

なんでもかんでも日本で育ててきたものさしで測ることはよくないし、それが正しいとも限らないのだから。

 

最近はトンガ語もだいぶわかるようになって、活動もだいぶしやすくなってきて、日々の勉強って大切なんだなと思うところ。

まだまだアドバイスなどは片言でしか言えないし、もどかしい部分もたくさんある…

たった10万人しか話さない言語でこんなに苦戦するなんて…といつも思ってるけど(笑)語学ってすごい力をもっていると実感する毎日。

元々喋ることが好きだから、いろいろ突っ込みたかったり、伝えたかったりするのに、言葉が出てこないもどかしさ。英語も大して喋れないからもどかしさ倍増。

でも英語話せたら、これもいけない、あれもいけない、こうしたほうがいい、ああした方がいいと余計なことをたくさん言っちゃいそうだったから、これくらいでちょうど良かったのかなとも思ったり(笑)

少しずつ、協力隊としての活動についても考えながら、活動していかなければと思う今日この頃であります。

 

 

さてはて、今日は2/10です。

覚えてる方もいるはず、今日は2016年の秋募集の合格発表だった日です。

当たり前のように落ちたと思っていたわたしは、ディズニーシーに行く予定でした。笑

たまたま友達待っている間に、いちよう確認するかと思い、見てみたら

あれ?見たことある番号があるんだけど…

落ちているとばっか思っていたわたしは、番号も控えずに、遊びに出かけていました。笑

え、受かった??いや、でも確証はない…え???

ってなりながら、遊びに行った記憶(笑)

帰って、家で確認すると、やはり自分の番号であることが発覚。

でも派遣先どこ??ってなり、そわそわ。

次の日、仕事終わりに郵便ポスト見たら、分厚い資料がドーンっと送られてきていて、中身を確認すると、

え??ここ、どこ???

となったのを今でも忘れない。

だって、応募の際に、一切書いてもなかった、国への派遣だったから。笑

そういうこともあるんだなーといい経験になりました(?)

1年前には想像もつかなかった世界で今は生きているけれども!

デング熱もサイクロンも怖い季節にはなってきたけども!

健康にだけは気をつけて、過ごして生きたいと思います。

 

ああ、まとまりがなくなってしまった…

また更新します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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